22年目を迎え・・・
湘南よみうり新聞で大好評の「住まいの相談室」は1996年からスタートし、今年で22年目を迎えました。
22年間もこのコラムを続けてこれたのも、読者の皆様から、いろいろなご相談をいただけたからと感謝しております。
大切な我が家に長く快適に暮らすには、様々な疑問や問題がつきまとうものです。
住まいの疑問に答えるコーナーとして「住まいの相談室」を開催してきたおかげで多くの方々の住まいを快適な住まいに変えることができました。
今後もより多くの住まいを快適な住まいに変えてゆければと思います。
またご来店できない方のために「住まいの相談室」で、住宅で失敗しないための事例をご覧ください。
今までの相談例を紹介していきますので、お役に立てればと思います。
メールでのご相談もお待ちしております。
最新のご相談
8畳の和室を介護しやすいようにしたい。
築25年の木造2階建て住宅に2人で住んでいます。夫が脳梗塞で倒れてしまい、幸いに命はとりとめたものの障害が残ってしまいました。8畳の和室を介護しやすいようにして欲しいのですが・・・。よろしくお願いします。
8畳の和室には床の間がありましたので、奥行きを少し広げてトイレに改造し、出入り口にはリニア式自動引戸を取り付けました。
この引戸は力がなくてもスッと開いて自動的に閉まりますので、介護する人も助かると思います。
押し入れはクローゼットに改造し、大きめの取手を付け、開け閉めがしやすいようにしました。ベッドの生活を提案し、灯油が熱源の温水式床暖房に車椅子対応のフローリングを貼りました。外出時には車椅子で直接外へ出られるように、デッキスペースとスロープを設けました。狭い玄関を通らずに、庭から直接出られるようにしたので便利だと思いますよ。
ケアマネージャーさんと奥さまと3人でじっくり相談する事が出来たので、使いやすい介護ルームが出来ましたね。
庭を変えたい、どんな風に相談すればいい?
殺風景な庭をオシャレに楽しいお庭にしたいと考えていますが、どこに、どんな風に相談すればよいのかわからず困っています。
たとえば、いつも散歩の途中でいいなあと感じている庭があるとか、ミモザを植えたい、といった具体的な何かがあれば、とても分かりやすいのは確かです。
でも、もっと大雑把に「明るい雰囲気にしたい」とか、「ふわっとした感じ」というイメージでもかまわないのです。
相談を受けて、お庭を見せていただければ、私達も自分なりにパターンを考えますが、それがお客様にとって好ましいかどうかは別です。「あの生け垣をもっと低くしたら明るくなりますよ」とアドバイスをすると、「いや、あの向こうは隣の勝手口だから」と返事が返ってきたりします。これは、生活をしている人ならではの意見でとても大切なことです。いくら見た目がよくても、生活に不自由を感じるのはよくありません。そこで、別の提案を考えていきます。
あるいは、希望がたくさんあって、優先順位をつけられない時でも、とりあえず全部教えて下さい。一緒に整理していきましょう。
ひとつのきっかけから大きくふくらませたり、たくさんの中から選びぬいていく、私達プロは、そのお手伝いをします。