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ご相談事例(家)

増築・リフォームについてのご相談

夫婦と小学3年の息子の3人家族です。半年後に両親と実家に同居することになりました。
2階の6畳3部屋に住む予定で、キッチン、バス、トイレなどを2階に設けたいと希望しています。築27年と古い木造住宅なので、水廻りを新たに作る工事が可能か心配です。
また、6畳間に設けるか、1階屋根部分に増築するか、どちらが良いのでしょうか?


水廻りの工事は可能です。けれども、構造材の老朽化がどのくらい進んでいるか、一度専門家に見てもらうようにしてください。現在の平屋部分は、構造材や梁などの寸法が平屋なりのものしか使われていません。1階に重力がかからないように、柱に工夫をすればよいでしょう。

さて、水廻りの新たな設備配管の方法は、外壁の外側に設けて2階に持ってくる露出タイプと、1回の今ある水廻りから分岐する内臓タイプの2通りがあります。もし、現在ある2階の2部屋にはほとんど手を入れないのなら、増築部分に水廻りを作るほうが、既存部分の取り壊しがない分、費用を抑えることが出来ます。

全体のプランを考える際には、リフォーム後、何年生活するかといった、将来の計画も十分検討したいものです。とりあえず数年間、形を整わせるだけでよいならその方策も考えられます。木造住宅は30年くらいを耐久性のめどにしますが、柱や梁などの構造がしっかりしていれば、リフォームして50~60年以上保たせることは充分に可能です。その際、耐震補強をしっかりしてリフォームすることをお勧めします。
いずれにしてもリフォームをする際には、将来10年くらいの生活を見越してプランを練るのが理想といえるでしょう。

2LDKの中古マンションに、夫婦と中学2年、高校1年、会社員の娘の5人で住んでいます。バスルーム前の洗面スペースが狭いため、朝は身支度の時間でサニタリーが混み合います。そこで、洗面スペースの近くに、簡単なリフォームで、朝の身支度コーナーを作ることはできないものでしょうか。


ご質問のコーナーのスペースをどうとればいいか、図面を拝見したいところです。廊下ぐらいの広さに、新たにコーナーを作るのは無理でしょう。また洗面所の中にこれ以上スペースがないならば、インテリア小物や家具のアイデアで処理するのも一案です。
以前、厚さ8㎝の薄い縦長の家具を設計したことがありました。真ん中に縦長の鏡があり、両側に化粧品棚を設けた家具です。廊下に取り付けたのですが、なかなか好評でした。もちろん、戸棚に両開きの扉が付けば、申し分ありません。

もっと簡単な方法として、洗面所近くの廊下に、巾30㎝の縦長の鏡を取り付けて、化粧品用のワゴンか、各自の小箱または引き出しや物入れが付いたスツールなどを買うか作るかして、座りながら化粧品などの身支度をするのはいかがでしょう。外出前の全身チェックもでき、家族全員で利用できます。

もしマンションの壁が、コンクリートやブロックでなく、木造の壁でしたら、壁の厚みを利用して、その中に埋め込むような棚をオーダーするのも解決法の一つです。邪魔にならず、スペースもとらないので効果的です。

マンションを近々リフォームする予定ですが、風呂をジェットバスに、6畳の和室をその
ままリビングにしたいと考えています。注意点を教えて下さい。


まず、ジェットバスですが、最初に必要なことは、マンションを管理しているところで、設置が許されているかどうか確かめて下さい。集合住宅の場合、いろいろ決めごとがあって不可能なことがあります。

ジェットバスの騒音についてはかなりの問題がありますが、耐震装置を施すと階下への影響もかなり減少されます。しかし、階下へはスラブ(床板の構造であるコンクリート)の厚さが20m前後で区切られ、また、隣家とも同様ですから音を完壁に防ぐこごは不可能です。耐震装置が仮に備わっていたとしても周辺への影響は免れませんので、このことを考慮した上でマンションの管理者に承諾を得ることです。

次にリビングの方ですが、6畳間を和室のままいかすのであれば隣室とのつながりを、よりスムーズにし家族の団らんの場となるように、間仕切り壁や襖をなるべく大きく取り払い、できれば畳の床を15m位上げられるとよいでしょう。

この時、問題になることは、掃き出しの窓がバルコニー側についている場合、窓の入れ替えが不可能ですから無理になってきます。もし、和室の隣が洋室または食堂などなら、思い切って床を30㎝弱上げて少しの踏台をつければ上がり降りが楽になります。こうすることにより、掘ごたつができ、マンション生活もより楽しくなります。

2LDKの中古マンションに、夫婦と中学2年、高校1年、会社員の娘の5人で住んでいます。バスルーム前の洗面スペースが狭いため、朝は身支度の時間でサニタリーが混み合います。そこで、洗面スペースの近くに、簡単なリフォームで、朝の身支度コーナーを作ることはできないものでしょうか。


ご質問のコーナーのスペースをどうとればいいか、図面を拝見したいところです。廊下ぐらいの広さに、新たにコーナーを作るのは無理でしょう。また洗面所の中にこれ以上スペースがないならば、インテリア小物や家具のアイデアで処理するのも一案です。
以前、厚さ8㎝の薄い縦長の家具を設計したことがありました。真ん中に縦長の鏡があり、両側に化粧品棚を設けた家具です。廊下に取り付けたのですが、なかなか好評でした。もちろん、戸棚に両開きの扉が付けば、申し分ありません。

もっと簡単な方法として、洗面所近くの廊下に、巾30㎝の縦長の鏡を取り付けて、化粧品用のワゴンか、各自の小箱または引き出しや物入れが付いたスツールなどを買うか作るかして、座りながら化粧品などの身支度をするのはいかがでしょう。外出前の全身チェックもでき、家族全員で利用できます。

もしマンションの壁が、コンクリートやブロックでなく、木造の壁でしたら、壁の厚みを利用して、その中に埋め込むような棚をオーダーするのも解決法の一つです。邪魔にならず、スペースもとらないので効果的です。

3歳、4歳、7歳と育ち盛りの子供が三人います。公団住宅に住んでいますが、下の階の方から子供が駆け回る音がうるさいと、何度か苦情が来ました。今回リフォームをするにあたり騒音対策にどんな配慮をすればよいでしょうか。


騒音対策は音の程度により対処も異なりますが、方策をいくつか紹介します。

第一にカーペットの敷きつめをする。これは音の伝導を抑える効果が高い方法です。ただし子供の小さい家庭では、汚れの点で数年したらカーペットを交換するというような事も考えられます。

次にコルクタイルにする。物の接する音がソフトで踏み心地もよく、子供が床で遊ぶ時も肌に優しい接触感があります。

フローリングにしたい場合は、床の表面材とコンクリート部分の間が空洞のままだと、太鼓と同じ原理でかえって音が大きくなるので処理が必要です。

他に床材の裏にゴムや発砲スチロールが接着しているものがありますが、子供のドタドタ走る音が消えるほどの効果はなく、イスやテーブルを引く音が気にならないという程度でしょう。

工事に際しては、あらかじめ工期と音の出るピークを説明し、騒音対策を講じたリフォームであることを階下の方にも説明し、内諾を得ておきましょう。

マンション生活の場合、階下の騒音は気になるものですが、何らかの方策と生活態度で許しを願う以外はないでしょう。小学生になったら子供に共同生活のマナーをしつける事もいい結果を生むかもしれません。

築30年の木造2階建て住宅に住んでいます。外見はまだまだしっかりしていますので、建替えるには早いと思っていますが、阪神大震災の様子を見て我が家は大丈夫か心配です。建物を丈夫に補強するにはどうすればよいでしょうか。


今回の地震で倒壊した木造家屋の一番の弱点はというと、屋根が重いということです。地震の揺れでまず柱がグラグラになり、重い屋根がそのままの形で下へ落ちてしまっています。揺れを止めて、出来るだけ丈夫にするためには、屋根を軽くすることが一番大切です。瓦葺きの家は、出来るだけ軽く金物で止めてある形にし、瓦の素材も軽い物を選びます。現在では、樹脂製で一見普通の瓦に見えるような物もあります。

次に大切なのは壁です。壁の大きさが家の面積に合っているか、またその配置がバランス良く並んでいるか、外力に対する強化の為の斜め材(筋交い)が中に入っているかというような事がポイントです。

最後に、柱と土台・梁の接合部がしっかり金物で止まっているかどうかということです。

以上の3点は、明日にでも建築士さんや大工さんにお願いして、点検しておいていただきたい点です。それに加えて、築30年のお宅ということですから、ちょうどオイルショックの頃に建てられた物だと思います。当時は材料の不足から必要充分な材料で建築されていない物件も多いようです。この機会に、建物の総合点検をされるのが良いかと思います。

中古で一戸建てを購入予定です。2階の北側にある洋室に窓が2つあるのですが、壁と天井のクロスにカビが生えています。現在の住人は結露に悩まされているために、物置同様に使っているということです。購入したらクロスは替えるつもりですが、結露を予防する手立てがあれば、教えてください。


結露は、外気温と内気温の差から生じます。防止のためには、壁下地材を壁から少し離し、外壁との間に空気層を設けてボードを張る2重張りが一般的ですが、その程度でおさまるものかどうか、結露の状況により処理方法も異なります。

簡単なものは、前記の2重張りの上に、防カビ性の処理が施してあるクロスを張る方法があります。この場合でも、立地条件により外気温との差が特に激しい場合は、外壁とボードの間に断熱材を入れると良いでしょう。さらに、大がかりにはなりますが、二つの窓の内側に、断熱用の樹脂製のサッシを取り付けて二重サッシにする方法もあります。このサッシは防音効果にも優れていますので、近隣の騒音に悩まされているお宅にも役立ちます。

また、ご質問では壁だけではなく天井にもカビが生えているとのことですが、結露ではなく、外壁の亀裂や屋根等の破損から、雨漏りしていることもありますので、一度、専門家に診断して貰うことをお勧めします。

築15年の2LDKのマンションに夫婦2人暮らしです。夫が定年を迎え、家にいる時間が増えたので、以前から圧迫感があり気になっていた10畳あるリビングの居心地を良くする為に、天井を高くしたいと考えています。雑誌で天井を高くした例を見たのですが、本当に可能でしょうか。


天井が高くできるかどうかは、天井裏に空間があるかどうかによって決まります。可能かどうかを確認するために、天井をコンコンと叩いてみてください。コンクリートを叩く重い音がしたときは、スラブといって階ごとのコンクリート板ですから、構造上、天井の高さを変えることは不可能です。板を叩くような音がした場合は、プラスターボードという厚さ1㎝前後の板が張ってあり、板とスラブの間、つまり天井裏には空間があるので、天井を高くする事が可能になります。

その場合は、天井裏の高さを確認しておかないと、せっかくの計画が無駄になってしまいます。一般に、和室押入の天井の合板は、手で持ち上げると簡単に開きます。そこから、どの程度の高さがあるのか見ることが出来ます。他にも、洗面所や浴室の天井に点検口が設けられているケースもありますが、洗面所や浴槽の天井はリビングより低いので、天井裏に高さがあっても、リビングの天井高と比べるなど充分に調べてください。
もっとも確かな方法は、施工図で確認するか、設計者か施工者に聞くことでしょう。

3年前に中古で購入した築13年の3DKの一戸建てに住んでいます。夫はレコード会社勤務、私は近所でピアノ講師をしています。2人とも音楽関係の仕事をしているので、前からオーディオルームが欲しいと話していました。雑誌で地下室にある家を見て、地下室を作りオーディオルームにすることを思いつきました。新たにつくることは可能でしょうか。


法律上の制限を気にされているようですが、次のような問題があります。ご質問にもあるようなオーディオルームは居間扱いですから、建物の床面積の合計である延床面積に入ります。現在の建物面積と地域の容積率(土地と延べ床との比率)が不明ですからはっきりお答えできませんが、土地の面積に対して、建物の床面積が法律の制限いっぱいに建っている時は、これ以上床面積を増やすことは、残念ながらできません。

さらに、居間の条件として、その部屋の広さの7分の1の大きさの採光面積、つまり窓が必要と法律で定められています。建物の完全な真下につくるのではなく、建物と斜めにずらしてドライエリアを設け採光を確保したり、3倍の明るさになると認められている天窓を設置することになります。(壁面後退有)

ご質問のように、後工事で地下室をつくる場合リスクは大きいものと考えなければいけません。たとえば、地盤の状態はどうか、残土の運び出しが可能か、などの敷地条件の他に、現在の建物全体に構造上の問題がないか、など様々な問題が絡んでくるので、充分な調査と検討が必要ですが、現在は後工事でも地下室を作れる新工法がありますので、法律上の制限をクリアー出来れば、施工は充分に可能であるといえます。

1台分の駐車スペースに2台駐車できるようにしたいのですが…。


2台駐車は最近不可欠になりつつあるようです。各家の車が次々と2台になっていくと、交通渋滞につながる以外は、郊外住宅での買い物や若者向きのレジャーなどにももう1台あればこの上なく楽しい生活が過ごせそうですね。

一時折見かける2段式の鉄骨でできている駐車場があります。この型には2タイプあり、上段の車を必要とする時、下にある車を出さなくてはならないものと、そのままにしておいても出入りができるものがあります。
そして、基礎打ちも大がかりのものと、そうでないものとタイプによってことなりますから、よく説明を聞く必要があります。

しかし、理想を言いますと、この2段式のものはスペースがなくて止むを得ない時に生かされるもので、家全体のバランスからいいますと、建物のすぐ脇に有料駐車場のようなイメージが伴うのは免れませんし、ややもすると威圧感や多少の恐怖感もありそうです。

敷地と前面道路に多少の距離があれば多少道路にかかっても道路と平行して置くか、近くの有料駐車場を探して利用するなど、どうしても2台常駐しなければならない期間を考え合わせて、そこまで大がかりな装置にするかどうか検討してみる必要もありそうです。

住まいは優しく建てたいもの、どうしてもと言う方は余り頑強なものより軽快なタイプとデザインを選ばれると良いでしょう。

現在マンションに住んでいますが、カーペットの直張りをフローリングに替えたいと思っています。よく騒音の苦情などがあると聞きますが、防ぐためにはどうしたらよいのでしょうか。また、完全に防げるものなのでしょうか。


カーペットの直張りをフローリングに替えるとき、施工上の留意点から、床材や床下地があまり厚くならないようにしないと、ドア下の枠やバルコニーに面したサッシとの取り合いでよく問題になります。直張り用のフローリング材として、ゴムや発砲スチロール等が裏打ちされているものがありますが、これは音の伝導をやわらげるばかりでなく、スラブ(床のコンクリート構造)の表面の凹凸のカバーもします。
しかし、→般的にはスラブの施工精度はよくありませんので、さらにその上にモルタルを使って金ゴテで表面を平にしてから、直張り用のフローリングを張ることになると思います。

騒音といっても子供が走り回る音、椅子を引きずる音、物を落とした音、ステレオの音などいろいろとあり、防音用の床材もフローリングの木材と裏打ちのゴム材の厚みが異なるものがあります。

また、さらに本格的に費用を掛けるなら、床下地材を特殊な金物で支持し、階下への伝達を最小限にする工法もあります。
しかし、音に関しては、もともとの構造体から捉えない限り、完壁に防ぐということはできませんので、過度の期待はできないということを覚えていてください。

2階の窓(1間分)にベランダを後付けできるでしょうか。


構造などを考慮すればできます。当然ベランダ全体の荷重をささえる方法を考えなくてはいけません。もし、そこに1階の屋根がある時は、屋根の下の柱と梁をよく調べて荷重に耐えられるかどうかを専門家に見てもらいましょう。多分、大丈夫かと思われますが、建物の老朽によっても判断が異なってきます。

また、1階の屋根がない時は、柱を必要とします。間ロー間の窓とのことですが、ベランダの間口と幅によって、それに応じた本数が必要になります。ベランダも異なる手すりの他に、物干しなどが必要なら竿受けなども必要ですから、全ての荷重により柱やケタ(床を支える横木)を決めていきます。

うちの家は筋交いが入っていないので、大地震がきたら心配です。筋交いが木造建築を守るって本当ですか。


筋交いとは、木造建築の骨組みを補強するために打ち付ける木材です。木造建築では、縦と横方向の土台、柱、梁などが骨組みになっていますが、これだけでは地震の横揺れが来たとき、全体が斜めにゆがんでしまう可能性があります。そこで斜め方向に筋交いを打ち付けて、全体をしっかりと安定させるのです。
筋交いがないと大地震で建物が倒壊する可能性が高いので、一九八一年の建築基準法改正で耐力壁とともに筋交いの設置の義務が強化されました。つまり一九八一年以前の建物だと、筋交いが弱い可能性も充分に考えられます。また、一九八二年以降の建物でも手抜き工事などで筋交いがないこともあります。必ず確認しましょう。

新しく床材を張り替えようと考えています。防音や保温性を考えて、やはりカーペットにしたいと思います。ただ、ダニカビの問題が気になりますので、カーペットを敷く場合の注意を教えて下さい。


ダニやカビの問題は無視できないものの、気になりだすと精神的にもよくありません。7年ほど前に設計したお宅の御主人が、ダニを気にして床材にこだわりましたが、10数年お世話になっている医者にこのことを話すと、「ワハハ1料理のスパイスにも入っていることを知っていましたか」と言われ、溜飲が下がったとおっしゃっていた話を思い出しました。要は生活の至る所にダニはいるという例えです。
住まいの中でダニと床材選びに、カーペットの善し悪しが必ず挙げられますが、あまりこだわらずそれ以上のよい部分が生活にマッチし、防音や保温性が優先するなら大いに取り入れるのがよいと思われます。その代わりに掃除をこまめにし、カビ防止のために自然通風を入れたり、また湿度 の多い場所なら、下地をコンパネの二枚張りなどで重装備にし、床下からの湿気を防いだり、さらに基礎部分の地盤にベタにコンクリートを打って強化するなど、リフォーム時には対応策をいろいろ考えてみてできるだけフォローしましよう。どうしても気になる人は、時々日に干したり、ほこりをたたき落とせるように、置き敷きにして(部屋の隅までカーペット敷きにし縁をとり、簡単に取り外せる製法)はいかがでしょう。この方法は内装屋さんが引き受けてくれます。

家の基礎にひびが入っているので、大きな地震で家が倒れないか不安です。


そもそも基礎とは地盤に埋め込み、建物を受け支えるものです、基礎の上にあって柱が留められているのが土台で、建物の足元を固める役目を果たしています。基礎と土台はアンカーボルトという金属でつながれていますが、これがうまくセットできていないと、基礎と土台がはずれて大きな倒壊を招きます。
現在、木造建築には布基礎と呼ばれるコンクリート製の基礎を使うことが義務づけられています。布基礎は逆丁字型で、家の間仕切りに沿って底部を地中に埋め込んでいきます。土台と基礎が壁を直接支えることになるので、とても安定がよくなります。また、布基礎の中に鉄筋を入れるとさらに強くなります。住宅金融公庫を利用するための規定では、かなり以前から必ず鉄筋を入れるよう義務づけられています。
布基礎が義務づけられたのは、一九七一年からです。昔の木造建築は、玉石を敷いた上に直接柱をのせるだけでした。これでは直下型地震が来たら簡単に家が倒壊してしまいます。布基礎になっていない場合は、すぐに直しましょう。
基礎にひびがみえたら、基礎が割れているおそれがあります。基礎が割れていると地震で家が基礎から倒れる危険があります。家の外から見て、基礎にひびが入っていたら、細い針金などをひびの中に入れてみましょう。針金が3㎝以上入るようなら、基礎の中まで壊れています。すぐに本格的な補修を行いましょう。3㎝以下なら表面の仕上げ材がはがれただけなので簡単な補修で直せます。

わが家は古いので、地震で瓦葺きの屋根が落ちてこないか心配です。また、外壁では何が安全ですか。


昔ながらの屋根はとても重い物が多く、特に直下型地震が来た場合、屋根の重みで
家が真ん中からつぶされる危険があります。
昔の日本家屋は、丸い玉石を並べただけの簡単な基礎の上に、直接木の土台を置いて家を建て重量のある瓦屋根を重しのようにのせて安定させるケースが多くみられました。本格的な瓦屋根は瓦が陶製で重く、しかも強風で飛ばないように瓦を乗せる部分にたっぷり赤土を敷き、それだけでも5~6トンになることがあります(土葺きという)。そのため屋根全体はかなりの重量になります。このように屋根が重いと、家がつぶれなかったとしても地震による揺れが大きくなります。また、瓦が飛んで落ちてくる危険性もあります。
このような土葺きの瓦屋根なら、できれば葺き直しましょう。最近はセメント製の軽い瓦がありますし、瓦の釘付けも義務づけられています。
古い木造建築の場合、漆喰など土でできた壁が主流ですが、これは耐久性に欠けます。また、最近よく使われているモルタルは、セメントと砂を混ぜたものです。本来燃えにくい材質ですが、ひびが入りやすく、振動によってはがれやすいという弱点を持っています。ひびが入るだけでも耐火効果は激減するし、はがれ落ちるとまったく耐火の役目をはたしません。いずれの場合も、できればサイディングなどに張り替えることをおすすめします。

出窓にはどんな効用がありますか。


建物の外周壁より外部に突き出して設けた窓のことを出窓といいます。出窓には様々な効用がありますが、最も大きな効果としては、室内空間に広がりを与えてくれることです。室内から外部に突き出た部分は、一般的な出窓で20㎝前後から25㎝ぐらいですが、その張り出しが室内に広がりを与え、ゆとりの空間をつくりだしているのです。
そういったゆとりの空間の窓台にあたる地板部分に、一花瓶などの飾りものを置くとインテリアを引き立たせる、といった副次的な効果も生まれてきます。また出窓の下部を利用して、デスクを組み込んだり、収納スペースにしたり、エアコンを内臓したりといった複合機能の出窓も登場しています。
出窓は構成の仕方によっては、普通の窓以上に採光や通風の面で効果を高めることもできます。
突き出た部分の側面を袖といいますが、その袖をガラスにすれば、正面ばかりではなく両サイドの側面からも外光を得ることができます。
さらに出窓の屋根部分がトップライト式になつでいるタイプで、上からの光を得ることもできます。通風も同様に正面を引き違い窓にし、側面を片開き式にするなど、様々な方向から風が入るようなタイプもあります。出窓は外観デザインにも大きな効果をもたらします。出窓を、設けることによって外観にアクセントをつくり、豊かな表情をつくりだします。ただし、出窓をあまり多く設けるとバランスが崩れ、アクセント効果も半減します。

出窓にはどのようなタイプがありますか。


最も一般的なタイプは角形出窓といわれるものです。箱型出窓ともいわれており、 正面と側面との角度が90度のボックス状態で突き出ています。台所や浴室用、あるいは和室用の出窓として、様々なところに使われています。ボックス状の角形出窓に対して、正面と側面との角度を緩やかにしたものが、台型出窓です。その名の通り台形に突き出た出窓で、室内外にワイドな広がりを与えてくれるのが特徴です。洋風住宅にマッチする出窓で、台形目湾状ということからベイウインドーともいわれています。
台形出窓の角度を更に緩やかなものにして弓状にしたのが、弓形出窓ないしボウウインドーです。弓状にカーブを付けているため、台形出窓よりは柔らかな印象を室内外に与えます。洋風住宅の居間などの広い部屋にマッチする出窓で、最近急速に人気が高まってきています。
その他、小空間のアクセント窓にもなる三角出窓、縦に細長いスリムな形状の出窓など、様々な形をした出窓がラインアップされています。
出窓の役目の一つに、狭い空間に広がりを与える効果があることから、浴室、洗面所、トイレ、台所といった小空間に設置されるケースも多く、各々の空間にマッチしたタイプも用意されています。
また、床面から外部に突き出して、窓構成もパノラマ風に視界が開けるようになっているテラス出窓は、広い部屋をさらにワイドな空間に処理でき、スペース的にも視覚的にもゆとりのある空間をつくり出してくれます。

増改築の時期はいつ頃がよいでしょうか。


狭い、収納スペースが不足になった、設備が古くなったなど、住まいに対してはいろいろな不満がでると思いますが、その度に増改築をするわけにはいきません。生活に支障をきたすようなトラブル以外は、ライフスタイルの変化などをきっかけにして、行動を起こすというのが多いと思います。
住宅を左右するほどのライフスタイルの変化は、家族構成の変化です。子供の出産、成長、結婚、同居等によるものですが、ある程度の予測が可能です。長子が中学入学時に子供部屋の増築、子供の結婚で二世帯住宅へ増改築、70歳でシルバー住宅へ増改築…などが考えられます。
また、設備機器の老朽化も考えておかなければならないことでしょう。ボイラー、冷暖房機器類は7~8年、長くても10年位が寿命ですから、このあたりも時期を考える目安ということになります。この他に、受験期を避ける、ローンの借入れ、返済の予定も加味して考慮してください。
工事着工時期の決定は、住みながらの工事ですから寒い時、梅雨の時期は避けましょう。また、竣工が年末になる場合は、日程にゆとりを持たせて工事途中で年を越すことのないように、工務店の手の空きそうな頃を前もって予約しておくとよいでしょう。どうしても条件の悪い時期にかかる場合は、屋根、外壁が完成して内装工事になってしまえば、少々の雨や風でも工事は可能ですから、プランと工事のしゃすさまで考えて設計をすることが大切です。

壁紙を張り替えようと思い業者の方に相談しましたところ、厚いカタログを持ってきて、柄はこちらの方で選ぶことになりました。小さなチップでは仕上ったときどのような感じのものになるのか見当もつきません。上手な選び方はないでしょうか。


この方はとても大切なことに気づいています。色や柄もサンプル帳からは正しく判断できません。以前、設計した家の壁紙は小さいサンプルで選んだため、小さな模様が所々あることが分かりませんでした。張り終わった時点で、慌てて別の品番に張り替えてもらったことがありました。
一般的には、ある程度決まった段階で30㎝角の大きなサンプルをメーカーから取り寄せ、確認して決定します。業者の人に頼めば取り寄せてくれるはずです。
それでも心配なときは、その厚いカタログのメーカーのショールームに出向いて、さらに大きなサンプルで見てみましょう。その際、ほかの内装材とのバランスもありますから、サンプルやカタログを持っていくのがよいで七よう。床材、天井材、カーテン、家具との調和も大切なことです。
ショールームでは専門家がアドバイスしてくれます。また、大きめのサンプルも持ち帰ることができますので、家族にも説明したり相談したりすることができます。

増改築では工事費、工事期間の目安はどのくらいでしょうか。


どのくらいの工事をすると、どのくらいの工事費と工事期間がかかるかは、工事の内容によって全く異なります。工事費は、同じ規模の仕事なら新築の場合より当然高くつき、場合によっては、二倍以上になることがあります。これは、壊しの手間がかかること、新しい部分と古い部分をつなぎ合わせるために手間がかかること、半端な仕事が多いので、材料も手間も割高になること、住んだままで工事をするため、間仕切りや仮設、養生などの余分な費用がかかってしまう存部分の補強や手直しが必要になることなどが原因です。
工事費と工期の経済性を考えると、2階を増築するより離れ式の増築にするというように、既存部分との接続工事が最も少ない形で考えるのが賢明です。
増改築の工事費のおおよその目安は、増改築の面積に新築建築工事単価一つまり坪当たりの工事費の2倍を掛けて、それとは別にシステムキッチンやトイレなどの設備と、10%ほどの諸経費を足したもの程度と考えておくと良いでしょう.工期については、増改築となれば、最低でも一か月、場合によっては、2~3か月という場合もあり、工事の内容によってさまざまです。依頼の仕方を、予算、日程の希望をきめて、それでできる範囲という方法をとるのもよいかもしれません。

増改築工事の依頼先の選び方を教えて下さい。


増改築工事は、小口工事のためどうしても新築の合間の仕事ということになってしまい余程大掛かりな工事でないと、大きな工務店ではなかなか受けてくれません。
まず、第一の候補は、その家を建てた時に工事をした工務店があげられます。
既存家屋の状態も良く分かっていますから、安心してまかせられます。ただ、ハウスメーカーで建てたものの増改築をそのメーカーに依頼した場合、かえって割高になる場合もあるようです。これは、多分ハウスメーカーの増改築の経費が割高に設定しているためだと思われます。
こうした工事業者がない場合は、設計者の紹介、知人の紹介をたどるのがよいでしょう。できるだけ工事現場に近い業者がよいのですが、これも、技術、工事費等が同じ程度ならという条件があってのことです。
増改築工事の見積りは、新旧の接合部や、部分的な取り壊しなどがあって大変見積りのしにくい仕事です。しかし、これをやらないと、のちのちのトラブルの原因になります。工事内容のはっきりした見積りができるということは、先が読めるということですから、こうした業者なら任せても大丈夫でしょう。
丁寧にこちらの言い分を聞いてくれるということも大切です。これは、いいなりになるということではなく、要求を聞いて、専門家の立場で的確なアドバイス、または、判断をして納得のいく説明ができるということです。もし設計者なしで工事を進めるつもりなら業者選びは慎重を期して下さい。

増改築をする際の法律上の注意点を教えて下さい。


増築でも改築でも工事が完成した時点で、建築基準法に違反してはいけません。建築許可の確認なしで増築できるのは、床面積が10平方m以下のものです。改築、改修でも大規模な場合は許可の確認が必要です。
まず面積については、増築をした結果、新旧合わせた建築面積や延べ床面積が、建ぺい率や容積率を超えてしまうものは建築することができません。次に高さの制限があります。建てられる最高の高さが、建物が建っている地域によって決められているほか、敷地の接している道路の幅や、建物と敷地境界までの距離から計算して決められた高さの線を超えた建物を建てることは、許可されません。
2階の増築にあたっては、特に容積率のチェックのほかに、この高さの制限が問題になるでしょう。建物の内部的な点では、採光の問題が大きいと思います。増築のために既存の部屋に採光が採れなくなるようでは困ります。居室の採光ということも、基準法に規定があります。また、窓をはやりの出窓にする場合、その地域が準防火や防火の指定地域であれば、ガラスを網入りのものにするか、防火性能のある雨戸を付けなければいけません。このほかにもいろいろありますが、これらは・個人及び地域の居住環境を良好にかつ安全に保つためのものですから是非守って下さい。
工事の際には法律上の注意も必要です輝それ以上にご近所との関係も大切です。工事前の近隣へのご挨拶や、休日にはなるべく騒音の出る工事をしないなどの配慮が必要です。

2階を増改築する時のプラン上の注意点を教えて下さい。


構造上では、2階の増築によって建物重量が増えます。また単純な垂直荷重だけでなく、壁面が受ける風圧は建物が高くなるほど強ぐなります。これに耐えられるものにしなければなりません。
柱の補強、梁の架け替えと補強、基礎の補強、筋違いの補強をして、耐力壁増加などで1階の構造体が2階を乗せる負担に耐えられるようにしなければなりません。
2階への増築を業界の用語で「オカグラ」といったりしますが、仮設のお神楽舞台のように揺れたりせず、不安定でないものを造るための注意点は次のようなことです。
通常2階建てにする場合は、最低でも建物の四隅に4本の通し柱を立て、上にかかった力を直接下へ伝え、構造体に無理がかからないようにしてあります。増築の場合は、1階までの柱に継ぎ足しをしたり、梁の上に乗せたりして2階の柱を立てざるをえませんが、できるだけ新たに添え柱を立てて、通し柱をつくったり、1階の柱のある上に2階の柱を立てる等、間取りを考える時にも注意するようにしましよう。
平面上では、1階のどの位置に階段を造ることができるかが問題です。この位置によって、2階の間取りが使い良くも悪くもなり、増築の効果を左右します。
また、水回りを2階に増築する場合は、給排水の配管の位置を1階の水回りの上に重ねるようにした方が、工事費も安く、施工上、使用上のトラブルが少なくてすみます。

増改築で開口部を増やせますか。


柱と柱の間に掛けられた斜材(筋交い)が入った壁は専門用語で、耐力壁と呼び、これを壊してしまったのでは、建物が弱くなり、地震などの災害時に倒壊の恐れがあります。
どの壁が、この耐力壁になっているかは、設計図があると直ぐ分かりますが、ない場合は建物全体の壁の量と配置のバランスなどから判断することになります。建物全体を見てあまり壁の量が少なくなるようなら、専門家のアドバイスを受けるのが良いでしょう。
どうしても、という場合、この筋交いを残して、開口部のデザインに取り込んでしまったり、他の壁を補強して建物の強度を確保するという方法もあります。
また、既にある窓を大きくする場合には、横幅を伸ばすだけでなく、縦に伸ばし、天井近くまで伸ばすと、部屋の奥の方まで光りが届くようになります。壁に開口が取れない場合は、トップライトを考えてみてはいかがでしょう。同じ窓面積であれば3倍の明るさを得ることができるのが、屋根面に取り付けたトップライトです。既製品を利用すれば、開閉の仕方もスライド式、突き出し式と選べ、雨仕舞いの心配もなく楽に工事が出来ます。
準防火地域では→延焼の恐れのある部分の窓は、防火性能をもったものにしなければならないと義務づけられています。特に建築許可を受ける必要のない程度の増改築では、大切な構造上、防火上のチェックもフリーパスになってしまいますが、自分の財産と命を守るためにも、法律上の義務は守りましょう。

小屋裏を利用したいのですが。


これには、屋根の掛け替え工事を伴う場合と伴わない場合とがあります。
屋根の工事なしで、増築するとなると、天井と屋根の間にどのくらいのゆとりがあるかが、問題になりますが、屋根の傾斜が急な場合は小屋裏のスペースの利用は簡単にできます。屋根の傾斜が緩やかで天井ふところにゆとりがない場合、屋根を造りかえないと、小屋裏部屋はできません。
この工事は少々厄介ですが、既存の屋根を延長するような掛け方をすれば、割合楽に造ることができます。屋根の改築は、雨漏りの原因になりやすいので、なるべく簡単な形にし、谷をつくらないようにし、新旧のつなぎめの工事を入念にすることです。
小屋裏部屋の床は、既存の天井の上に造ることになりますが、現状では、屋根の荷重を対象としてつくられていますから、床の荷重に耐えられるように、梁の大きなものをかけるなどの補強工事も必要になります。
高さが十分とれない場合は、独立した部屋にしないで、ロフトにするとよいでしょう。
屋根を造り替える場合は、北側斜線や道路斜線などの高さ制限、天井高、面積などの法律上のチェックも必要です。
小屋裏は、夏期には、相当室温が高くなります。換気や使い道によっては、冷房の設備も考えておきたいものです。

増改築で造り付け家具を造るコツは?


造り付けの家具の良さは、床から天井までを有効に利用できるので収納効率が良く・部屋をすっきり使うことができ、一でっぱり等がないため、掃除がしゃすいことです。
ただ、不要になっても簡単に取り外すことができませんし、使い方が固定化してしまうという欠点があり、造る時は十分な検討が必要です。
造り付け家具を造る方法には、大工工事の造作工事によるものと、家具屋さんに頼むオーダー注文によるものと、既製品をアレンジしていくものとあります。一番安くできるのは、大工さんによる造作工事ですが、頑丈ざは保証付きですが、出来栄えは他の二つに劣ります。納戸の中やユーティリティ等余り目立たない場所ならよいでしょう。細かい工夫のいらない戸棚などなら、市販の扉を使えば、収納力のある実用的な物が得られます。家具屋さんによるオーダー物は、全く自由に設計し、取り付ける場所にぴったりの物が得られますが、コストが高くつきます。
収納家具のメーカーが出している既製品は、ユニット化やシステム化されていて、サイズ、デザイン、仕上げ、色などのバリエーションの数も相当多くありますから、取り付け場所に合わせて選ぶことで、かなり満足度璽。固いものが得られますし、値段、工期、施工精度も一応のレベルに達しているといえます。
それぞれの特徴を知って、使い分けをするとよいでしょう。

二世帯住宅を成功させる増改築は?


ニ世帯住宅のプランには、まず二世帯の分離の仕方をはっきりさせましょう。一完全に分離させてしまうのか、共用部分をもたせたセミ分離にするのか、また同居型にするのかです。
二世帯住宅に直したのに、息子夫婦が出ていってしまい、一人暮らしをしているという悲しい諸嬢いくらでもあります。我が家は大丈夫などと、たかをくくらずに、計画を立てる前段階での十分な検討が二世帯で暮らす成功の秘訣です。特に検討しておくべき点は、①プライバシーの問題②価値観の違いを認め合うこと③体力、体格の差④経済、税金の負担の区別をはっきりさせる⑤相続の問題等です。
なにもかも別々にして、週末の夕食後の団らんの時間を共有しようとか、家の出入りの時だけ接点とし、後はお互いに干渉しないとか、食事だけは一緒にするとかいろいろな暮らし方があるでしょう。
お互いにどういう形の暮らし方にするかが決まると、間取り、設備の程度、構造や技術に要求されるものが決まってきます。
二世帯住宅の問題は、精神的な面の満足度が大きく問われますが、平面計画の善し悪しで、トラブルを未然に防ぐこともできます。電気、ガス、水道のメーターを個々につける、境界壁に遮断材料を入れる、床材料を厚くして、階下への振動、防音の対策をするなどの技術的処理は、しっかりしておきましょう。
兄弟のある場合は、後々の相続問題も、ある程度は考慮した間取りを考えておくとよいでしょう。

自分でできるリフォームはありますか。


DOITYOURSELF1(DIY)のショッピングセンターに休日いってみると、なかなかの賑わいをしています。棚の板を寸法に合わせて切ってもらう人、組み立て家具の説明書に見入っている人……何だか自分でできることが沢山ありそうな気がしてきます。
アメリカの通信販売のカタログを見ていると、キッチンや物置はもちろんのこと、住宅でも部品が準備されていて、説明書にしたがって工事をすれば、素人でもつくれるようになったものがあります。広大な土地に点在して住んでいる状況では、他人の力を借りたくてもできないという事情があってのことでしょうが、森から木を切り出してログハウスを建てるのは、お父さんの仕事であった時代からほんの少ししか経ってはいないのですが、文明はだんだん人の能力をつぶしてしまっているのでしょうか。
さて、実際に私たちが、自分の家のリフォームを自分でするとしたら、どのくらいのことができるのでしょうか。個人の器用さと、いかに几帳面に仕事ができるかで違いますが、ごく初歩的なことでは、壁紙の張り替え、屋根や壁のペンキの塗り替え、樋の補修程度のことがあります。収納家具などは、システム化やユニット化されたものが沢山できていますから、こうしたものを使えば素人でも割合楽に、見た目のよいものがつくれます。
但し、ガス、電気、水道工事などは保安上の問題がありますから、専門家にまかせましょう。

リフォームをすることになりましたが、希望どおりにすると予算をかなりオーバーしてしまいます。予算内にできるだけ納めるためには、どんな工夫をすればよいのでしょうか。


予算内にできるだけ納めるための工夫といっても、いろいろな方法があります。
第一には、設備の移動距離と機器の選択。ガス工事、水道工事、電気工事がこれに該当しますが、大きく場所変更しますと、その分給水、排水管の長さと工事の手間がかかります。しかしこれも、移動した方がベストなら、これを最大条件にします。
第二に、仕上げ材の選択です。同じ壁紙でも、高級品と普及品では、一㎡当たり何百円も違いますので、壁と天井を張る場合などは、かなり減額になります。またフローリングも、メーカーによりさまざまなクオリティーとコストの違いがありますので、ふさわしいものを選択してください。
ただし、内装材の減額は、全体としてそう多くありませんので、安いからという理由だけで選ぶことは避けたいものです。毎日の暮らしのなかでも最も影響があり、視覚や触覚に訴える部分です。
たとえば、フローリングの代わりに、フローリング模様が印刷された長尺ビニールシートを選ぶなどは、もってのほかです。
第三に、構造体を生かすことです。なるべく、現在あるその壁をそのまま生かします。残材処理をしなくてよいこともありますが、壁を生かすと天井も生かせますので木工事の費用がかかりません。しかしこれも、全体のプランから練ったうえでの話です。

人が集まるリビングルームを実現したい。


家族ばかりでなく、大勢のお客様が集まる部屋でもあるリビングルーム。みんながくつろげる空間を目指したいものです。
落ち着いたりビングルームをつくるには、次のような方法があります。
テレビなどのAVシステム、ソファー、置物や絵、あるいはピアノ。そして新聞や雑誌など、リビングルームには、意外にモノがあふれています。
こういつたものは、どうしても部屋を狭く感じさせるので、収納スペースを設けましょう。もちろん、これらが本当にリビングルームに置くべきものなのかを検討することも忘れずに。
また、部屋全体に統一感をもたせるのも、リビングルームを広く見せるコツです。ソファーだけが、部屋の中で浮いていないか、壁やカーテンの色と、家具の色のバランスはとれているのか、他に収納できる場所はないのか、などの点も注意しましょう。
家具類の高さを低めに揃えると、部屋が広く開放感が感じられるようになります。
また人が集まるだけに、換気や暖房などの空調にも気をつけるようにしましよう。
暖房は、床暖房ひとつをとっても、電気やガス、灯油、その他の素材を使用するものと、いろいろなシステムがあります。自分の住まいにとって、どの形のシステムがいちばん無駄がなく、効率的に利用できるのか、よく吟味するようにしたいものです。

現在住んでいる家が古く、リフォームを考えています。増改築と建て替えではどちらが得でしょうか。


「どうしたらいいでしょう?」と相談すればほとんどの工務店は、「壊してくっけたり直したり面倒なことを考えるより、いっそさっぱり全部壊して新しく建て直した方がよいものができますよ」と、簡単に言うのではないでしょうか。確かにそうかもしれません。
増改築と建て替えの分岐点は、既存住宅の老朽化の程度と増改築の工事の規模にあるといえます。既存家屋の土台や柱、梁が傷んでいるとか、地盤の沈下などがある場合はもちろん建て替えを考えるべきです。また、家族構成や周囲環境の状況が変化して、快適に生活するには、相当大規模に手を加えなければならない場合も同じことがいえます。
私の経験では、在来工法の場合、相当建築年数が経っていても、増改築をきっかけにして、家全体を総点検し、丁寧な工事をすれば、十分使用できるものに変化します。
もちろん、この場合は、設計家の適切なアドバイスと良い工務店に恵まれる、ということが条件になります。
プレハブメーカーの住宅が、十数年ほどで建て替えられているという話を聞きますが、実にけしからんことだという気持ちになります。小さなリサイクルに注ぐエネルギーを住宅にまで広げるべきで、地球に優しい、省資源ということでは、増改築に軍配が上がるのではないでしょうか。

築認年の家の揺れが気になります。耐震性能が悪いのではないかと工務店に相談したところ、外から見るなり、「もう建て替えないとダメですね!」と言われてしまいました。今の家は亡き父が丹精を込めて建ててくれた家ですし、気にいうていますので壊す気になれません。これからもずっと住み続けるにはどうすれば良いですか。


耐震補強工事は手間がかかり大変で儲かりませんから、建替えを勧めるのが一般的です。
後付けの金物を売る業者も多数ありますが、壁量や柱の位置等のバランスを考慮して取付けたとしても、外壁の上から簡単に取付けてしまう為、下地の柱や土台基礎の強度に不安が残ります。
今回のケースでは、一古い家を本格的な耐震工事で再生させ惹良心的な工務店をご紹介しました。同時に外壁も塗装し直立て今では新築同様と太喜びのご夫婦です。

築6年の木造2階建て住宅に住んでいますが、外壁に使用しているサイディングの目地が大きく一破れて、一下地の紙が見えています。訪間販売の塗装業社が来て「このままでは雨漏りの原因になるので、塗装しないといけません」と言われ心配しています。


サイディングの日地が破れる原因としては、下地処理が適切ではない事が考え内壁もデコボコに暴れていて、一部クロスが破れたり、床が下がったりしている状態でした。
築浅のお宅なのに、おかしいと思い耐震診断をさせていただくと、ちょうど階段の延長方向の耐震壁が不足していて、新築時に壁を撤去する改造をしていることが分かりました。
今回、外構遜装の時期でしたので既存サイディングを脱硝して、耐震補強工事を行いました。まだ不足しているキッチン廻りの耐震壁は、次回キッチン改修の時に補強する予定です。

築25年の木造2階建て住宅に2人で住んでいます。夫が脳梗塞で倒れてしまい、幸いに命はとりとめたものの障害が残ってしまいました。8畳の和室を介護しやすいようにして欲しいのですが・・・。よろしくお願いします。


8畳の和室には床の間がありましたので、奥行きを少し広げてトイレに改造し、出入り口にはリニア式自動引戸を取り付けました。
この引戸は力がなくてもスッと開いて自動的に閉まりますので、介護する人も助かると思います。
押し入れはクローゼットに改造し、大きめの取手を付け、開け閉めがしやすいようにしました。ベッドの生活を提案し、灯油が熱源の温水式床暖房に車椅子対応のフローリングを貼りました。外出時には車椅子で直接外へ出られるように、デッキスペースとスロープを設けました。狭い玄関を通らずに、庭から直接出られるようにしたので便利だと思いますよ。
ケアマネージャーさんと奥さまと3人でじっくり相談する事が出来たので、使いやすい介護ルームが出来ましたね。

築19年目にコロニアルの屋根を塗装しましたが、2階の洋間が雨漏りするようになりました。塗装前は何もなかったので塗装業者さんに苦情を伝えたところ、「うちは何もしてない」と相手にしてくれません。


外壁塗装をする時に、「屋根もそろそろ塗らないと雨が漏ってきますよ」と塗装屋さんにすすめられ塗装しているお宅が多いのが、このコロニアルの屋根です。塗装で注意したいのは、コロニアル材料どうしの隙間を塗料でふさがないことです。
ご相談者のお宅の屋根は、勾配が緩く、材質が劣化して割れやすくなっていましたので、作業時に数カ所コロニアルが割れた様子でした。塗料でふさがれた隙間から、毛細管現象による雨水の浸入が加わり、雨漏りの原因になった様子です。
コロニアルの隙間の塗料を出来るだけ取り除き、雨の侵入箇所をガルバン鋼板で板金処理して防水しましたので、しばらくは安心です。

リビングを広げる為、和室を潰すか迷っています。


和室は普段あまり利用しないと分かっていても床に座る安心感やこたつでの一家団欒、そして何といっても畳の質感が好ましくて一部屋は欲しいと思うもの。そこで、どんな和室なら設ける事ができるのか見直して見ましょう。
洋室の隅に4.5畳に飾り棚と小さなスペースを設け、2面の壁に襖がくるように配置します。普段は壁の中に襖が入っていて、洋間とワンルームになっているというプランです。15cm位和室の床を高くしてもいいでしょう。毎日使うわけではないし独立した和室より、日常生活で足を伸ばしたり、横になったり、接待場所としたりできるような和室コーナーは味があるものです。2方向の襖のほかに、壁の部分にもうひとつ出入り口があれば独立した寝室にも使えます。
こうして多目的室にする事により、限られたスペースを暮らしの中で活用でき、より快適になります。

中古で一戸建てを購入予定です。2階の北側の洋室に窓が2つあるのですが、壁と天井のクロスにカビが生えています。現在の住人は結露に悩まされている為に、物置同様に使っているということです。購入したらクロスは替えるつもりですが、結露を予防する手立てがあれば、教えて下さい。


結露は、外気温と内気温の差から生じます。防止の為には、壁下地材を壁から少し離し、外壁との間に空気層を設けて、ボードを張る2重張りが一般的ですが、その程度で納まるものかどうか、結露の状況により処理方法も異なります。簡単なものは、2重張りの上に、防カビ性のクロスを貼る方法があります。この場合でも立地条件によっては断熱材を入れる必要があります。 また、天井のカビの場合、結露ではなく、外壁の亀裂や壁等の破損から、雨漏りしていることもありますので、一度、専門家に診断してもらうことをお勧めします。

キッチン・浴室・トイレについてのご相談

今度、両親と同居するのを機会に浴室をリフォームすることにしました。高齢者対策には、どのような工夫が必要ですか。


高齢者対策は手摺りをつけること、滑らない床材を使う等、ある程度の条件は誰もが推察できますが、大切なことは、入浴時間の過ごし方です。

高齢者自身の生きがいの一つに、「孫と入浴する」という意見が多くあります。これには愛情を交わす相手がいる幸福感の他に自分の果たす役割が家庭に感謝されるといえる「役立つ喜び」があります。こうしたケースから入浴時のシーンを想定すると、浴槽や浴室の広さをやや広めにとることが大切でしょう。

また仮に一人で入るときも、少しからだがだるいときなどに利用できるベンチを洗い場に置いたり、浴槽は中に座る機能が付いた物や背もたれ側に30㎝くらいの平らな部分を造って腰掛ける事ができるものにする等、ちょっとした工夫が求められています。

また、外部の緑を眺めながら入れる明るい浴室、24時間入浴可能で掃除が不要な循環式機能の付いたもの、汚れに強い材質など生活上気分が良く、楽になる浴室とは何かをさらに追求しなければなりません。しかし、これは高齢者のみではなく、誰もが求めている浴室であると言えるでしょう。

築12年の戸建て住宅の浴室にバランス釜が付いています。浴槽を広くしたいので外釜に替えるのは簡単ですか。


建物周辺の敷地に外釜を置くスペースがあれば、比較的簡単に交換できます。最近は一般的希望として、お湯だき用のタイプのものが求められますが、浴槽の穴開け場所が何か所かに限られ、また釜と浴槽の向きの関係がありますので、プランを考えるとき専門家に相談してみて下さい。

また、外釜からでる熱気等も周辺への考慮が大切です。近くに隣室の窓があったり隣家の開口部があったときは、通風上外から熱気が入ってきますので、設置場所には十分な検討が必要です。それからマンションの場合は、外釜の設置場所の有無や、配管上の問題で、外釜に替えるには、大規模な工事が必要な場合が多いようです。

キッチンをリフォームする際に、据え付け型の食器乾燥機を入れる予定でいます。注意する点はあるでしょうか。


据え付け型の食器乾燥機という意味は埋め込みタイプのことをおっしゃっているのでしょうか。
これはキッチンカウンターより上に設置するものと、下に設置するものがあります。そのスペースをどこにするか、まずご検討ください。

当然シンクの左右どちらかがよいでしょう。今、お使いのキッチンの一部を取り外さないと設置できないかもしれませんね。カウンター上ならそのまま置いて吊り戸下に納まれば簡単ですが、もし、吊り戸の一部をカットしたり取り外すことになると、その分時間とコスト高の問題につながります。

また、カウンターの下ならキャビネットの箱を一部取り外すか、外せない時は箱の中にスッポリ納まり、しかも見栄えもよければ申し分ありません。それ以外の時は、少し手間がかかるかもしれません。小型のものであれば、例えばカウンター下にしたいということなら扉だけをはずして細工ができそうです。

設置場所が確認できたら、次は電源です℃国産品しか乾燥機専用はありませんので、100ボルトのコンセントが必要です。どこか周辺にあればよいのですが配線が露出してくるのも気になりますので、うまくその位置までもってこられるような工夫が必要でしょう。いずれにしても専門家に見てもらい、ふさわしい位置と配線方法を相談してみてください。

夫婦と中学生、高校生の4人家族ですが、24時間浴槽にするかどうか迷っています。その特徴について教えてください。


24時間浴槽には何種類かあります。例えば、Sさんの家では、適温を指定しておきますと、そのまま維持していて夜でも朝でも入浴できる浴槽にして家族全員に喜ばれています。このタイプは一般型の屋外用の湯沸器と、中間的に組み込まれた24時間保温できる電気保温をセットしてリモコンで自動的に循環しています。

その他、一般タイプの保温は4時間保温ですから、短時間の保温で済むご家族なら少し冷めたら、その都度少し加熱するなどして調節すると、,この方式でも十分適応します。少人数でバラバラに入浴する時に向いています。しかし、湯は汚れてきますので、家族全員が入ったら湯を換える必要があります。

一方、Aさんの家では浄化装置のついた循環式のものをつけました。家族全員でスーパーマーケットを経営していて、70代の父親が日中でも入浴するほどの風呂好きです。しかも、奥さんや、娘さんは家業が忙しく、浴槽を掃除していられませんので、一切掃除の必要がないこのタイプは大変好評を得ています。この湯沸器は浄化装置と一体化していて一般のものより三倍はしましたが、Aさん家族にとって価格に代えられないほどの価値あるシステムです。
このように24時間浴槽といってもいくつかありますので、ご自分にあったものをお選び下さい。

現在一坪程の浴室を使用していますが、浴槽と壁の間があいていて使いずらいので、改造しようかと考えています。浴槽のよい設置方法を教えてぐださい。


昔から浴室の面積の基準は一坪(3・3㎡)などと言われています。しかも一辺を一・8mとする四方形が大半で浴槽を置くと壁とすき間ができ、デッドスペースになりがちでした。
同じ一坪でも、一辺を浴槽の長辺の寸法に合わせ、長手方向にすると、洗い場が広くなり使いやすくなります。

このように長方形の浴室におかれた浴槽の場合、どちらを向いて入浴するか、この位置も大切なところです。朝風呂などの場合は、外部との効果を考えて決めますが、それにより給水、給湯のカラン(蛇口)の位置が決まります。

設置方向の使いやすさに関して、もう一つ、浴槽と洗い場の高さがあります。もし広い洗い場が確保できれば、浴槽に入る際、入りやすいように洗い場側に階段を一、2段取ればよく、また洗い場が広くなければ、洗い場の床そのものをスラブよりかなり上げて浴槽を埋め込み型にします。 浴室が広くない限り、旅館のような完全埋め込みはなかなかできませんが、本来はそのタイプが使いやすく、浴槽内に階段を取り、湯船に入るときの楽な方法が望まれます。一般的には、半埋め込み型が多く、洗い場の床から浴槽の高さまで30㎝~40㎝くらいです。

システムキッチンについて教えて下さい。


増改築の最もよく行われる場所の一つシステムキッチンについて教えて下さいが台所でしょう。住まいの中でも使用頻度が高く、汚れの酷いところです。また、新しい機器もたくさんでてきています。まだ使えるけれど、この辺でグレードアップを、という場合もあるでしょう。
システムキッチンとは何か、という定義がはっきりしていませんが、調理台について言えば、必要なキャビネットを並べた上につなぎ目のない天板を載せて造る、キャビネットの幅寸法は15㎝単位で構成されている、天板の材料はステンレス・人造大理石・メラミン化粧板などで、奥行きの寸法は60㎝170㎝、などが各メーカー共通した基本的なところです。吊るし戸棚や食器棚も調理台に合わせて組み合わせができます。扉の材質や色も豊富に揃っています。
数年前までは、システムキッチンというと工事費を入れて300万円位する高価なものでしたが、最近では80~200万円位で良い物が手に入るようになってきたので、乗用車を乗り替えるような
気軽さでキッチンをリフォームされる方が増えています。

外出先からお風呂が沸せるというのは、どのような設備なのでしょうか。


外出先から電話をしてお風呂を沸かすシステムは、帰宅したときすぐ入浴できたり、年寄りの留守宅に家人が気を利かしてお風呂の用意ができたり、家族の用途によっては何かと便利なものです。
この機能は暗証番号をあらかじめ決めておいて、外出先からダイヤルすると、テレコントローラー(テレコン)が作動し、給湯器が働きだすというものです。温度設定や湯量の調整は、このテレコンで制御するのではなく、その機能を持っている給湯器が行います。テレコンにも多くの機能の付いたもの(エアコン・雨戸・照明・電気錠などのスイッチの切替など)と単に一機能のものとがあり、価格も商品定価2万円くらいから6万円くらいまでさまざまです。
リフォームの際は、電話の回線を延長しますから、その配線が露出するかどうか確認してください(露出しても構わないなら容易です)。テレコンの設置場所にはコンセントが必要ですし、当然目的を果たす給湯器の交換が必要となります。
過剰な設備は結局使わずじまいということにもなりかねません。しかし、高齢化社会への二世帯家族や留守がちな家族には、気楽さと入浴の楽しみが倍加する設備かもしれません。

浴槽の材質にはどのようなものがありますか?各々の長所、短所も教えてください。


浴槽の材質は、もともと檜が上質とされ、各家庭に小判型や四角形のものがあったものです。その後現場で仕上げるモザイクタイル張りの浴槽が出てきて人気がありました。掃除のしゃすさと新素材のめずらしさが人気のひとつでしたが、なんとなくステンレスから受けるイメージが柔らかくないこと、またほかの材質の出現で影が薄くなってきました。しかし今だ一部根強い人気を持っています。
ポリバスと呼ばれる浴槽は、価格もそう高くなくその点人気がありますが、一般的には重量感がな≦口同級でないというイメrジがあります。また、色数が限られているということも一般家庭に普及していない原因でしょう。
そ漁に反してホーロー材の浴槽壁・同級なイメージと材質の持っている柔らかでなめらかな質感に人気があります。しかし荷重があり運搬上の問題などで避けられることもあり、一時期より少なくなりました。
最近よく見られる人造大理石と呼ばれるものは、ポリエステル系とアクリル系があり、質感が多少異なります。色と形が曲募目田で軽さも程々、人気のひとつになっています。しかし、その分微妙なインテリアの色や質感のミスマッチが生じますので、十分検討して決めてください。

水廻りの移動はどの程度可能でしょうか。


水廻りというと、キッチン、トイレ、洗面所、ユーティリティーがあげられます。
これらの工事が他の部屋と異なる点は、給排水、給湯の設備工事と、それに伴ってガス工事、吸気、排気、換気の工事を必要とすることです。配管などどこに通すかが、まず問題になります。特に排水管は太く、横に引く場所では、物がつまらないで流れるだけの勾配が取れなくてはなりません。
吸気、排水、換気のためには、部屋の壁の]面は外壁に面する位置が望まれます。
浴室のように水を流して使う場所では、防水の問題も相当厄介まことですが、ぜいたくな好みをいわなければ、防水性、耐久性のある材料で洗い場まで一体成型でつくった浴室を使えば、簡単に解決する問題です。二、三階の給水は、水圧がないと水道管直結では、水が上がりせんから、この場合は、ポンプアップの設備をする必要が生じます。
最近は、水道の本管も太くなり、水圧が高くなっているので、二階ぐらいまでは、楽に給水できるようですが、水圧で作動する湯沸器、シャワーの取り付けには前もって水圧を確認するようにしてください。
マンションの場合、配水管をコンクリートのスラブと床または天井の間を通していますから、配水管の距離が長くなると、水が自然に流れるための勾配が取れにくくなります。階下への漏水も心配されます。上下左右を巻き込んだ被害が生じることを懸念して、設備の位置は動かしてはいけないという協定を定めている所も多いようです。

浴槽のふたを置く場所に困っています。よい方法はないでしょうか。


浴槽のふたにもいろいろの種類があります。すだれ式に巻くもの、ふたが2枚で大きく、格好はよいが重いもの。3枚式の軽いもの。それぞれ置く場所を考えて適当なものを選びます。一般的には邪魔にならず、汚れた石けんや湯水がかからないところがよいわけです。浴槽の蛇口が壁付きでなければ壁面に立てかければよいわけですが、入浴中、それを眺めながらとなると少
し気になります。そこで、浴槽に入っているときの背面部分に、20㎝~30㎝のタイルの台を設けておくと、ふた置場になったり、ちょっとした腰掛けにもなって重宝します。
また、リフォーム時に出窓が計画できるなら、浴槽側に一般型のまたはL型の出窓を、浴槽の高さよりタイルー枚分高いくらいに設けます。そこにふたを置いたり、シャンプー等の置台にしてもよいと思われます。ただ、ふたを立てかけたとき、すべって倒れたりしがちです。浴槽の背面の平らな部分に置く時は、浴槽の縁に引っ掛けて倒れませんが、出窓ではそうもいきません。そのため浴室用の手すりの短いパイプを出窓の台に取り付けるのがよいでしょう。違和感もなく、しかも使いやすく好評です。

動きやすい台所をつくるこつは。


冷蔵庫から食品を出して作業台にのせる↓フライパンを出す↓調味料の準備↓ガス台で調理↓食器を出す↓盛り付ける↓食器を洗う。
料理を作るときには、ほぼこのような流れで台所の中を動くことになります。もちろん、食事のメニューはいくつかありますから、使った調味料をまた取り出したり、一冷蔵庫への何度か往復したり、次の料理の下ごしらえをしながら、ガス台の火加減に気をつかったりします。
そのたびにしゃがんだり、後ろを向いたり、台所というのは意外に体を動かすところ。この動く距離が短い程、動きが楽になるのは当然です。リフォームをする時には、無駄な動きを少なくする工夫をするといいでしょう。日頃、台所をどのように動いているのか、あるいは、調味料入れや鍋やフライパンが取り出しやすいかどうかを、見直してみましょう。
できあがった食事をテーブルに持っていくのも楽にしたいもの。台所から別の部屋に移動する時に、邪魔になるものはないかどうかにも気をつけてみましょう。
まず、使いにくいところがら探していけば、使いやすいキッチンの形がより明確になります。

バスタイムをリラックスして楽しむ方法は。


一日の疲れをとるバスタイム。この時間を快適に過ごせば、明日への活力もでるというものです。ちょっとした工夫で、バスタイムはより一層楽しいものになるでしょう。
快適であるということは、安全であるという意味も含まれます。子供やお年寄りがいる家庭では、浴室内で転倒しないように、手すりを設けたり、出入りが楽なように浴槽の高さを40㎝程度にするなど工夫をしましよう。
空間の演出を楽しみたいなら、タイルを組み合わせて壁に絵を描いてみてはいかがでしょう。また、浴槽にもいろいろな素材があり、形も豊富なので、壁材などと組み合わせると、オリジナルの楽しいバスルームを作ることができます。
バスルームを長持ちさせるには、カビなどに注意すること。換気をよくして、いつまでもバスルームの中に湿気がこもらないようにすることが大事です。換気扇や乾燥機を使うと効果的です。風呂を使った最後の人が、風呂場全体をさっと一拭きしておくだけでも水分がとれます。
また、シャンプーや石鹸などの小物をまとめて収納する場所や高さは、使い勝手のよさを計算して決めましょう。

快適なトイレのつくりかたを教えてください。


リビングルームのように、いつも人が絶えない場所というわけではなく、廊下のつきあたりや洗面所の側にひっそりとあって、そして、誰もが必ず使う場所1それがトイレなのです。
快適なトイレは気持ちのいいものです。トイレを見れば、その家の人が見えてくるともいいます大切な空間だから、上手にリフォームしたいのは、当然のことです。快適トイレにするための方法をいくつかご紹介します。
トイレに対しては、「狭い」「寒い」「換気をしっかりしたい」「掃除用具やトイレットペーパーをきちんと収納したい」という希望を持つ人が多いようです。臭いが気になる人には、消臭機能を持つ便座や消臭機があります。トイレが狭い場合は、リフォーム時に、トイレの幅を広げてしまうのが理想的ですが、それが不可能な場合は、手洗い器を壁に埋め込んだり、トイレットペーパーや掃除用具を収納できるユニットを取り入れてみてはいかがでしょうか。
手洗い器でも、たくさんの素材が出ています。スペースや、他の素材とのバランス、あるいは好みに応じて、自分だけのトイレスペースをつくりあげてみるのもいいでしょう。
また、中で事故が起きた場合のことを考えると、入り口のドアは外開きの方がいいでしょう。
車椅子を利用する人がいる場合には・出入りがしやすいように、入り口の幅は85㎝以上確保したいもの。もちろん段差がないように気をつけてください。

浴槽が小さく使いづらいので大きな物と交換したいのですが、どんな点に注意すれば良いですか?


浴室の広さに問題はないが、浴槽が小さいので大きな物に変えたい、違う材質で入り易い高さにしたい、気泡の出る浴槽にしたい等々のご希望は浴室のリフォームでよく出る事です。
バランス釜が浴室内にある為に、浴槽を大きくできないお宅もまだ多く残っています。バランス釜が故障してくれれば新しくやり変えられるのに、なかなか壊れないという、贅沢な悩みをお持ちのご相談者もありました。
普通の釜は、寿命が12~13年ですから、それ以上たったお宅なら、機能優先で使いやすく改造する事をお勧めします。
改造にあたってまず一番にチェックしなければいけない事は、浴室の出入口あるいは窓の寸法です。既存の開口部が使えない場合は、やむを得ず壁を壊すことになりますが、木造在来工法以外では壊せない事もありますので注意が必要です。

訪問営業やその他のご相談

増改築工事中の住まいの手配は必要ですか。


工事範囲がいちじるしく広範囲にわたる場合や、キッチンやトイレのように生活上なしでは済まされない場合を工事する、また病人、幼児などのように工事中の騒音や危険性に耐え
られない家族がいる場合には、一時的に移転を考えるべきでしょう。
学校の夏休みを利用して、キャンプや親類の家に子供だけ行かせて、その間にという手もよく使われます。
もちろん、だれもいない空き家を工事する方が、施工者にとっても楽で能率的ですが、新築に比べて考えた時に、引っ越さないですむということが増改築のメリットでもあるわけです。
工事の手順をよく考え、段取りをよくすれば大抵の場合、引っ越しをしないでも工事は可能です。ほこりと騒音は我慢しなければなりませんが…。
その他、家具を一時的に他の部屋へ移動させなければならない場合なども出てきますので、この際必要ない物は捨てておきましょう。

家財道具を保管してもらう場合、保管場所や費用について教えて下さい。


プレハブの物置を建てたり親戚の空き部屋を借りるのも一案ですが、保管の状態や万一の事を考えると、ベストの方法とはいえません。そこで、注目されているのが、引っ越し業者
や保管業者のトランクルームを利用するやり方です。経費は保管料の他に引っ越しの費用が加算されます。
保管料は「コンテナー台分が10日間で2万円から」とか「2tトラックー台分でーヶ月2万5千
円」というように、まとめて請求するところや、最低費1部屋分からと決めて下見をし、細かく見積って予算を示す業者などさまざまです。保管料は比較的安いという印象ですが、いずれも往復の配送料、梱包料が加算されるので、これが高くついてしまうこともあるようです。
業者をきめるチェックポイントは、保管状況と賠償責任をみることです。業者によっては、高価な家財はお断りというところや毛皮、美術品専用の倉庫を持っているところがあり、依頼をする前に十分な打ち合わせが必要です。
家財道具が保管されてる場所の状況を確かめ、トラブルが発生した時の賠償責任や最低補償額について、必ずチェックしておきましょう。
これには、運輸省からのトランクルームとしての、許可認定マークのある会社を選ぶのもしつの目安です。これらの名前については、(社)日本倉庫協会(03・3643・1221)に聞くと
教えてくれます。

昭和55年築の木造2階建て住宅に住んでいますが、外壁にヒビが入っているので、工務店に相談したところ、修理するよりも建て替えた方が良いと簡単に言われてしまいました。修理して使いたいのですが、どうしたらよいでしょうか。


まず外壁のヒビから雨が侵入しない様に防水処理を施して下さい。この作業 は営繕屋さんや塗装屋に頼めば、すぐにきれいにしてくれますが、所詮その場しのぎのお化粧に過ぎません。
なぜ壁にヒビが入ったのか、その原因を修理しなければ根本的な解決にはなりません。おそらく耐震基準があまい昭和56年以前の建物ですから壁の量や強度が不足している為にヒビが発生したものと思われます。大地震が来る前に、耐震ノウハウを持つ業者に相談をして補強することをお勧めします。

木造一階建住宅の外壁が古いので、塗装会社が何社も営業に来て困っています。中には、このまま塗装しないと家が腐って傾いてしまうと言う業者もいます。本当ですかり心配です。


肯い外壁が目立つ住宅は、訪問販売系の外壁塗装業者が営業をする目標となります。
自社施工のビデオを貸し出して、興味のありそうな客の所へは毎日顔を出してしまい契約となります。そうならない為には、出入りの大工さんがいても、いなくても、「家の事はいつも出入りの大工さんに相談しますので結構です」と明確に断るのが良いでしょう。
ただし外壁の雨じまいの状況を専門家に調べてもらって下さい。雨水が外壁内に入るのを放置しておくと、柱や上台を腐らせて建物の万命を短くしてしまう事があります。外壁は古く汚れていても防水性があれば塗装する必要はありません。

シロアリ業者が突然来て、風窓に羽アリがいたので床下を調査させてほしいと言われました。断りましたが心配です。


業者か見せた羽アリが本当にシロアリで、そのお宅のものかどうか疑問です。
4~5匹ではなく、一建物の中から多量に発生してくるのであれば別ですが、大抵の場合、営業トークで不安をあおり契約を取る訪問販売の手シロアリ消毒の薬剤は、シックハウスの原因の一つと言われ話題になっているホルムアルデヒドよりもさらに悪い影響を人体に及ぼすので危険です。
消費者センターの調査でも頭痛・のどがいがらっぼい・目がチカチカする等の被害が報告されています。化学物質による消毒よりも全く無害な天然素材を活用して木材を守る方法が開発されていますので、これを施工すれば殺虫と予防になります。最高一千万円の防蟻保証付なので安心です。

築28年のコロニアル葺きの屋根が白くみすぼらしいので、いろいろな業者が葺き替えの営業に来ます。このままでは雨漏りで家がダメになると言われ心配です。


屋根は建物の中で最も過酷な自然条件にさらされているので、色々な事故や故障の起きやすい部分です。雨漏りがその代表的なものです。雨漏りしていると日常的にも困りますし、建物は急速に傷んできますので早急に手入れをしなければなりません。
コロニアルの場合は、太陽光に焼けて白くなっているぐらいでは、雨漏りの原因にはなりません。屋根の尾根や谷の部分に使われている金属の部分(板金)が、風で飛んでしまったり、サビて穴が開いてしまったり、位置がずれたりすると、雨漏りの原一因となる事が多いようです。
今回調べさせて頂いて、すぐに雨漏りするような屋根の状態ではありませんでしたので、葺き替えの必要はないと報告しました。それを聞いて、奥様も安心された様子です。

木造二階建て住宅の外壁に、大きなヒビが何ヶ所も入っているので建ててもらった工務店に相談したら、修理するよりも建て替えた方が良いと簡単に言われ、困っている。


現地を確認すると、奥様は「現在の間取りが気に入っているので、少々古いが建て直す必要は無く、修理して使いたい」と言う事でした。早速、耐震診断をしたところ、昭和56年以前の建物に多く見られる状態(筋交いや火打ちが付いていない)でした。これでは外壁に大きなヒビが入るのは仕方ありません。
幸い土台や柱・梁は白蟻の食害も無く良い状態でしたので、コンピュー ター診断で壁量バランスを見ながら、壁強度を増して、土台・柱・梁の接合部を補強することを含めた総合リフォームを提案しました。
新築の3分の一の費用で、地震に強い快適な住まいができ、ご家族は大喜ひです。


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